SCORER Traffic Counter Edge with VQA / SCORER Patrol Cam(動画版) におけるVQA解析設定の手順をご説明します。
VQA設定の大まかな流れは以下の通りです。
- 「カメラ追加」によるカメラ設定
- 各カメラの詳細画面の「映像解析を設定」からエリア設定
- 「VQA解析・アラート設定画面」でパトライトやメールアドレスを設定
- 「VQA解析・アラート設定画面」で検知線との紐づけを設定
必ず設定の順番を守って設定してください。
なお、1~2の設定はSCORER Traffic Counter Edgeの操作マニュアルで確認してください。
3.「VQA解析・アラート設定画面」でパトライトやメールアドレス、スケジュールを設定
VQAに関する設定はソリューションUIとは別のURLから行います。個別のURLについては当社営業担当にご確認ください。
所定のURLにアクセスすると以下のようなトップ画面が表示されます。
(F5等で画面更新した場合もこの画面に移行します)
まずはUSBパトライトの設定を行います。(利用しない場合は省略してください)
その他→USBパトライト設定タブで設定を行います。
通知名、ブザーパターン、回数、音量、色、点灯パターンなどを設定し登録します。
テストも可能です。
次にメールアドレスを登録します。(利用しない場合は省略してください)
その他→メールアラート設定タブで設定を行います。
「メールアラートを有効にする」にチェックが入っていることを確認して、メールアドレスを入力して保存ボタンを押下します。
次にスケジュールを設定します。(利用しない場合は省略してください)
その他→スケジュール設定タブで設定を行います。
原則として指定された検知線をオブジェクトが通過した際に生成AIによる解析が行われますが、夜間は解析したくない場合や土日のみ解析したい場合などに利用します。
4.「VQA解析・アラート設定画面」で検知線との紐づけを設定
生成AIのモデルとカメラ、プロンプトを設定します。
解析確認画面→実行画面タブで設定を行います。
- 対象VQAモデル「Gemini_Flash_1_5」を選択してください。
- カメラ一覧から対象となるカメラを選択してください。カメラ名はソリューションUIとは表示が違うため、老番を選択してください。
- 「カメラ画像取得」ボタンを押下し、対象のカメラ画像が取り込めているか確認してください。
- 画像への質問欄に生成AIへの指示文(プロンプト)を入力します。
〇〇の場合は「発報」、××の場合は「問題なし」と回答してください。のような回答のパターンを絞ることを推奨します。 - 発報トリガーワード欄にプロンプトで設定した検知したい回答を設定してください。
プロンプトに発報という回答を指定している場合は、発報というワード設定が望ましいです。 - 「回答生成」ボタンを押下し、テスト解析結果を確認します。
生成結果に生成AIからの回答が入力されますので、希望する回答になっているかを確認してください。また、発報有無についても認識と合っているかを確認してください。
必要に応じて画像への質問欄を編集して再度実施します。 - 意図通りに機能していることを確認したら、VQAセット名に任意の名称を入力します。
パトライトアラート設定についても任意の情報を入力して「登録」ボタンを押下します。
VQAセット名が正しく登録されているかを確認します。
登録VQA解析一覧タブで確認・修正を行います。
- 「表更新」ボタンを押下すると登録されている設定が表示されます。
- パトライト設定等はこちらで修正が可能です。
- クールダウン時間について変更が必要な場合は編集します。
パトライトやメールアラートを発報してから一定期間発報を抑止する機能です。
希望の秒数を数値で入力してください。
次にVQAセットと検知線の情報を紐づけていきます。
検知線登録タブで設定を行います。
- カメラおよび検知線を選択します。
- VQAモデル名「Gemini_Flash_1_5」を選択します。
- 意図した登録VQA名を設定します。
- スケジュールを選択します。
全解析の場合は、検知線通過時全てを解析します。
以上で設定は終了です。
VQAによる解析履歴は、その他→解析履歴一覧タブで「データ更新」ボタンを押下することで確認ができます。