1. サポート情報
  2. SCORER Traffic Counter Edge

SCORER Traffic Counter Edge -User Manuals-

SCORER-traffic-counter-edge

■サービス概要
 映像解析AIを活用して、人・自動車・二輪車の通過数を計測するサービスです。
 公共機関の交通量調査や店舗などの商圏分析に利用することができます。

 

  1. 機器構成及び必要機材

    1.  エッジ端末(解析用PC)
      ACアダプタが同梱されています。
      機器諸元は以下の通りです。(変更となる場合があります)

      機器型番

      NUC11PAHi7

      TDP

      40 W

      サポートされる DC 入力電圧

      19 VDC

      搭載プロセッサー

      Intel® Core™ i7-1165G7 Processor (12M Cache, up to 4.70 GHz)

      メモリーサイズ

      16 GB

      ストレージサイズ

      240GB(SSD) 

      グラフィックス出力

      HDMI 2.0a; USB-C (DP1.4); MiniDP 1.4

      内蔵 LAN

      Intel® Ethernet Controller i225-V

      シャーシ寸法

      117 x 112 x 51mm

      動作環境

      0℃~35℃(外気温)

    2. IPカメラ(Ethernet接続/ストリーミング接続) もしくは USBカメラ ※標準サービス外(別途有償)
      AIが解析する映像をカメラで取得します。当社からも別途有償でカメラを提供可能です。
      3種類のカメラに対応しています。

      1. IPカメラ(Ethernet接続)
        ONVIF、RTSPストリームに対応している必要があります。
        使用する画質はフルHD(1920×1080)となります。
        エッジ端末1台あたり3ストリームが接続可能です。
        IPカメラとエッジ端末は同じLAN内に設置されており、FW等により通信が阻害されない環境と帯域が必要になります。
      2. IPカメラ(ストリーミング接続)
        Safie、ギガらくカメラ、クラウド録画カメラサービス 「coomonita (コーモニタ)」の3種類のサービスに対応しています。
        現在SafieのみUIから設定が可能です。ギガらくカメラ、クラウド録画カメラサービス 「coomonita (コーモニタ)」は当社にて事前設定が必要となります。また、アカウントシェアが必要になりますのでご理解ください。(後日改修予定です)
        各サービスの同一アカウントに属するカメラを3ストリームまで接続可能です。
      3. USBカメラ
        UVC/MJPGでの接続が可能です。
        使用する画質はHD(1280×720)となります。
        エッジ端末1台あたり1ストリームが接続可能です。

    3. インターネット回線 ※標準サービス外(別途有償)、任意で接続
      本サービスは原則としてインターネット接続を前提としています。
      お客様ご準備のインターネット回線もしくは当社から別途有償でLTEルータの提供が可能です。なお、IPカメラ(ストリーミング接続)の場合はエッジ端末を当社でお預かりし運用代行を行うことが可能です。その際はインターネット回線は当社からご提供となります。

  2. サービス構成

    機器構成は以下の通りです。
    STCE_サービス構成

    サービスUIへの接続はEthernet接続もしくはVPNによるリモート接続となります。
    解析の設定、検知ログデータの閲覧、ダウンロード等はサービスUIで実施します。


  3. 各種ログイン情報

    本サービスに利用するURLやログインIDおよびパスワードは以下の通りです。
    原則としてサービス開始時にお客様にメールで通知させていただきます。なお、お客様のご利用形態により通常は1~3のみのお知らせとなります。詳細は弊社営業担当もしくはサポートへお問い合わせください。
    1. エッジUI アクセスURL(VPN Webgate)
    2. エッジUI ログインID/PW
    3. BIツール ログインID/PW
    4. SCORER Cloud(SMCアカウント) ログインID/PW
    5. SCORER Edge(ファームウェア、管理画面) ログインID/PW


  4. エッジUIへのアクセス、ログイン手順

    1. 上記構成の通り機器を接続し、エッジ端末の電源を入れてください。(Auto Boot機能を有効にしてあるため、電源を繋ぐと自動的に立ち上がります)
    2. エッジ端末のIPアドレスにアクセス(Ethernet接続の場合)もしくは当社から通知されたURL(https://XXXXXXXXX.webgate-biz.scorer.jp/ という形式)にアクセス(VPN接続)してください。
    3. ログイン画面が立ち上がりますので、通知されたエッジUI ログインID/PWを入力してログインしてください。
      STCE_login
    4. ログイン後はカメラ一覧が表示されます。


  5. カメラ設定および映像解析設定

    カメラ一覧ではカメラ名と最後に取得したスナップショット、設定している検知線(表示有無選択可)、検知に関するステータス(緑:正常、赤:異常、灰色:停止中)が表示されます。
    また、カメラを追加・削除することができます。
    STCE_カメラ一覧

    1. カメラ追加手順
      「カメラを追加」ボタンをクリックした後、カメラ名・カメラタイプなどの必要情報を入力してください。
      STCE_カメラ追加1

      カメラタイプを指定すると、タイプに応じた設定項目がさらに追加されます。表示に従い入力してください。
      例)IPカメラの場合は、RTSP URL・カメラログインユーザー名・カメラログインパスワードが最低限必要となります。
      STCE_カメラ追加2

      全て入力して一定時間たつと、カメラストリームが有効化して解析の準備が整います。(この時点ではまだ解析できません)
      STCE_カメラ追加3
    2. 解析設定手順
      カメラストリームが有効化された当初は解析が有効化されていません。
      交通量を計測するための検知線を設定する必要があります。
      STCE_解析設定1

      「映像解析を設定」をクリックし、設定画面に遷移します。
      この画面内に検知線を設定して計測を行うことになります。
      STCE_解析設定2

      検知線の名称:任意に入力してください。
      通過方向の判定:自動もしくは任意に入力ができます。矢印の大きい方に向かって通過するとForward、矢印の小さい方に向かって通過するとBackwardとして記録されます。
      大型・小型判定閾値:任意に設定が可能です。(空欄でも解析が可能です)ここで設定したピクセル数以上の大きさで検知した場合は、大型車として検知し、その他は小型車として検知します。なお、車種判定とは別のカラムとして判定されます。
      検知ロジックは以下の通りです。
      STCE_検知ロジック
      上記3項目を入力すると、「検知線の追加」がクリックできるようになります。
      検知線をドラッグ&ドロップで動かし、任意の位置に設定してください。
      STCE_解析設定3
      「変更内容を保存」をクリックすると設定は完了です。
      なお、検知線は9本まで設定ができるため、車線ごとに設定するなどの利用が可能です。
      最後に「変更を保存」の下部にある「有効/無効」のトグルボタンを有効化して保存していただくと、解析が開始されます。
      STCE_解析設定4

    3. BIツールの確認方法
      メインタブの「データ可視化」ボタンをクリックすると、「時間毎(本日)」「日毎(過去30日間)」「月毎(過去3ヶ月間)」の3種類のボタンが開きます。それぞれをクリックすることでBIツールが開きます。
      mceclip0


      左側のメニューでカメラ別、検知線別、オブジェクト別、通過方向などのフィルタをかけることができます。
      mceclip1-1


    4.  検知ログのダウンロード(エクスポート)
      メインタブの「エクスポート」ボタンをクリックすると、エクスポートページに遷移します。
      STCE_エクスポート

      カメラ別もしくはすべてのカメラを選択することが可能です。
      また、対象期間も指定が可能です。
      必要情報を選択し、「エクスポートを開始」ボタンをクリックするとダウンロードページに遷移してダウンロードが可能となります。
      サンプルファイルを本ページに添付していますのでご確認ください。

      1. その他設定
        メインタブの「設定」ボタンをクリックすると、更に「SCORER Cloud アップロード」「Safieサービス連携」「ユーザー管理」の3項目が表示されます。それぞれの画面について以下の通りご説明します。
        STCE_メインタブ2

        1. SCORER Cloud アップロード
          CloudへのデータアップロードのON/OFFを設定します。ONになっていると、エッジ端末の起動時間やCPU使用率などを記録できるようになるため、原則としてONにしていただくことを推奨しています。
          STCE_Cloud Uploader


        2. Safie サービス設定
          SafieのIPカメラを利用し、ストリーミング接続による受信をする場合の設定画面です。
          SafieのログインID/PWを利用してOTP(ワンタイムパスワード)の発行を行い、認証を行います。この設定を行うことで、カメラ設定画面でSafieカメラが選択できるようになります。
          STCE_Safieサービス設定


        3. ユーザー管理
          ログインID/PWを新しく発行もしくは削除することができます。
          権限としては「管理者」と「ビューアー」の2種類が設定でき、「ビューアー」は各種設定の権限がございません。BIツールへのアクセスのみ許可するなど、エンドユーザーや関係者への共有用のアカウントとして利用することができます。
          STCE_ユーザー管理



  6. その他関連する情報一覧
    =随時更新してまいります。=

    【SCORER Traffic Counter Edge】Traffic_Analysis_Result.csv