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SCORER Area Counter with VQA / SCORER Patrol Cam(静止画版) VQA設定方法

SCORER Area Counter with VQA / SCORER Patrol Cam(静止画版) における、VQA(生成AIによる解析)の設定方法を記載します。

VQA設定の大まかな流れは以下の通りです。

  1. 「カメラ追加」によるカメラ設定
  2. 「VQA設定・管理画面」でVQA設定セットを作成
  3. 「VQAスケジュール」を設定
  4. 各カメラの詳細画面の「映像解析を設定」からエリア設定

必ず設定の順番を守って設定してください。
※1と3は設定済みの場合省略可能です。

 

1.「カメラ追加」によるカメラ設定

ソリューションUIの「カメラ一覧」から「カメラを追加」ボタンを押下し、カメラを追加します。
基本設定を入力し、検知設定から「VQA」を有効化します。
RTSPカメラ等の動画入力を行う場合は必ず解析間隔を設定します。推奨値は60秒以上となります。
※0を設定すると全フレームが解析されてしまうため、ご注意ください。

SAC with VQA_カメラ追加画面

 

2.「VQA設定・管理画面」でVQA設定セットを作成

「VQA設定・管理画面」を選択します。

SAC with VQA_VQA設定管理画面ボタン

「解析テスト画面」のタブを選択します。
「対象VQAモデル」を選択します。Gemini_Flash_1_5を推奨します。
「カメラ一覧」から対象となるカメラ名を選択し、「カメラ画像取得」ボタンを押下します。カメラ画像が取り込まれます。
「画像への質問」のテキストボックスにプロンプトを記載します。
「発報トリガーワード」を設定します。
「回答生成」ボタンを押下します。解析結果が右部に表示されます。
解析結果が問題なければ、「VQAセット名」のテキストボックスに名称を入力して保存します。

SAC with VQA_解析テスト画面

保存したVQAセットは「解析設定一覧」のタブで「表更新」ボタンを押下することで表示されます。また、削除もこちらで実施します。

SAC with VQA_解析設定一覧画面

 

3.「VQAスケジュール」を設定

生成AIによる解析時間を設定します。ここでスケジュールを設定することにより、平日日中帯のみ解析や夜間のみ解析など、時間帯を絞って解析することが可能です。

 

ソリューションUIの左部の「設定」→「スケジュール設定」からVQAスケジュール画面に遷移します。
「スケジュールを追加」を押下して各種設定を行います。
「頻度」はカメラの解析間隔と2重に作用するため、解析間隔が60秒になっている場合は0で設定することを推奨します。(1分に1回の解析をする場合)

SAC with VQA_VQAスケジュール設定

 

4.各カメラの詳細画面の「映像解析を設定」からエリア設定

各カメラの解析設定やエリア設定を行います。

「エリア追加」を押下することで設定画面が表示されます。
「解析タイプ」はVQAを選択します。(他のアルゴリズムを設定していない場合はVQAがプリセットされます)
「モデル」から、先ほど「VQA設定・管理画面」で設定したものを選択します。
「VQA設定セット」から先ほど「VQA設定・管理画面」で設定したものを選択します。
「スケジュール」を選択します。
解析対象のエリアを設定します。生成AIの性質上、エリアは画面全体を推奨します。

SAC with VQA_エリア解析設定

 

 

以上で設定は完了です。
プロンプトによって精度が変わることがありますので、テスト画面で試したうえで運用することを推奨します。

「VQA設定・管理画面」の「検知履歴一覧」タブで「データ更新」ボタンを押下すると、VQA解析結果を確認することができます。

SAC with VQA_VQA検知履歴